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子供の将来のために経済を考えたいブログ

「国の借金」が「国民1人1人が抱えてる、返済する必要のある借金」だとするなら、どこにどうやって返済するのか、そもそも借用書があるのか、考えたことはあるだろうか。

政府が国債を発行したとき、日銀は市中銀行の「日銀当座預金」という口座のお金をキーボードで発行する。
そして市中銀行はその「日銀当座預金」口座にて国債をキーボードで買い取る。

政府はお金を得て、政府小切手という手段で公共事業や防衛費に使用する。(2017頃からはもっと簡略化されてるらしい)
事業を請け負った会社は政府小切手を市中銀行に渡し、会社の市中銀行の口座に金額をキーボードで振り込んでもらう。
そのお金で会社は材料費や給料を支払い、その会社の社員や材料を売った業者の人たちは所得をえて、他のモノやサービスを買う。
こうして民間にお金が流れる。

もし民間にお金が増え過ぎたら、政府は増税して消費を抑制する。
逆に足らなければ、減税して消費を促進する。

いままでのお金の発行額から、税金として回収した金額を引いたものが、多数の人が「国の借金」と呼んでいる金額。

なお、「政府と日銀」は「親会社と子会社」の関係にあり、連結決算されるので実質の借金は無し。
国債には償還期限があるが、返済する金額分は新しく国債発行して、その金額を充てている。(借り換え)

この金額は、政府の目的が「国を豊かにする(経済成長)」である限り、年々増えるのが当たり前。
所得が増え、人生の不安が減り、人口が増え、モノやサービスが増え、国が豊かになる。


さて、この流れの中で、どう考えたら「国の借金は国民ひとりひとりが抱えてる、返済する必要のある借金」といえるのか。
もしそうであるなら、どこにどうやって返済するのか、そもそも借用書があるのか、誰か答えられるだろうか。

知る必要があるのは、「日銀当座預金」「通貨発行権」「税金の役割(徴税権)」「国債発行の流れ」「『経世済民』」「インフレ率」まだあるかな?